弟の葬儀

パーキンソン病で自宅で、手厚い介護を受けながら

頑張っていた、夫の4歳違いの弟が、とうとう

亡くなりました。

79歳(数えで80歳)でした。

 

この4月末、会いに連れて行った時

葬儀は、「子供、孫だけで、」との話だったので、

これで、最後と、思っていたのですが

兄、姉は、「参列する」とのこと。

夫も、「行きたい」というので

思い切って、最期のお別れにつれて行きました。

高速を使わないで、無理しない運転で、ノンストップだと4時間の行程でした。

ここからは、清里などを 通る、車も少ない道があるので

連れて行くことができました。

我孫子にいる時だと、不可能だったと思います。

 

前日は近くのホテルに泊まったので、ゆっくり最後の日を  

兄姉たちと故人との思い出話も弾み

和やかな時を  

過ごさせることができました。

 

翌日は、朝9時から、夕方4時頃までかけ

納骨まで、一日で、済ませるスケジュールでした。

 

参列者は

 子供たち夫婦

 その配偶者の両親

 孫たち

 家族同然に介護を助けてくれた方二人

 兄夫婦、姉

と、喪主も含めて18人の葬儀でした。

 

生前の立場、人柄からすると、盛大な葬儀になったでしょうが

時節柄もあるし、できる限りの少人数での葬儀は、「とても良かった」

と思いましたね。

 

喪主であるお嫁さんの

 11年前から始まっての闘病生活の報告

 長男のお嫁さんにしてもらった献身的な介護のお礼

 家族同然の介護を担ってくれたお二人に対する感謝の言葉

 など

心の籠った挨拶がありました。

 

移動も、息子や孫たちの車に、分乗して、効率よく

和尚人さんのお話もよくて

亡くなった80歳はお釈迦さまと同じとのお話もありました。

 

とても良いお葬式でした。

 

それにしても

免許を返納しても良い78歳の婆さんの私が、呆けた爺さんを乗せて

長距離運転を  するなんて

運転自体は、それほど、疲れるわけではないのですが

他人さまの人生を狂わせるような事故でも起こしたらと

考えると

どこまで、夫の希望を  叶えればいいのか、いつも、迷います。

 

今は、元気な兄と姉でしたが、この二人に、何があっても

もう、私が連れて行くことはできないと、話しました。

夫は、「自分が先かもしれない」と言っていますが。

 

私達の時は、子供と孫だけで、見送ってもらいたいと思っています。

後日、息子の家に、来られる従兄弟たちに、集まってもらい

美味しい料理を出して、従兄弟同士、楽しい時を、過ごして貰いたい

と、今から、息子に、頼んでいます。