帝国ホテルの ロビーで夜明かし

10年前の東日本震災の あの日、日比谷で友人と食事を終えて、ビルの 外に

出た、その時、大きく地面が、揺れました。

一旦、日比谷公園に、行ったのですが、建物の中の 方がということで

目の前の

「帝国ホテル」に、入りました。

広いロビーの 片隅には、すでにテレビが置かれて、

その前に10人ぐらいがいました。

そのうち、ひとがだんだん増えてきて、みんなで

津波が、押し寄せる信じられない、ただならない光景を  

言葉もなく、

呆然と見つめました。

 

東京でも、電車が止まったことを知り、ホテルの 部屋を  聞きましたら

すでに満室で、タクシーも捕まらずで、帰宅を  断念するしかありませんでした。

同じ状況の 沢山の人たちが、ロビーにいました。

ホテルからは、水のボトル、や、パンが持ち込まれ、買うのではなくて

無料で、配られて、こんな経験が初めての 私達は、恐縮してしまいました。

テレビの 前の 絨毯に、寝転んで、夜明かしさせてもらいましたが

大勢が利用したトイレも、常に清潔に保たれていました。

至れり尽せりの対応に

さすが、帝国ホテル‼️と、感動しましたね。

 

翌朝、それぞれの 電車の 開通を  待って、帰宅しました。

 

それから

津波被害に加えて

福島第一原発の、被爆の 危険にさらされながら、 過酷な現場で命がけで、働くひと達のことも

報道されて、事の重大さを  改めて、認識しました。

あの後、ここでは働いてくれた人たちが、元気でいてくれているだろうか?

と、気になっています。

今夜「Fukushima 50」が放映されるので観るつもりです。

日本を命がけで、救った50人を  描いているようですが

当時、現場で、体を張って働いてくれていた、下請けの、 又、下請けというようなひと達の 

ことも、思い出します。