親しい友人が亡くなりました。

今日、鎌倉で、葬儀ミサが行われますが、コロナのこともあり

伺えません。

ミサでは、歌わず、テープが流されるなど、色々な対策がなされるそうです。

80才でした。

 

彼女は、敬虔なカトリック信者で、とても優しい人でした。

こんなことも。

10年ほど前、仲の良かったご主人を  亡くされたあとでしたか、

通っている教会のカナダ人の神父様が

年老いて、教会のひとすみのお部屋で、一人寂しくお暮らしの様子を見かねて

毎日、お昼ご飯を  作りに通うことを  始めました。

カトリックの神父様は、プロテスタントの牧師様と違い、結婚しないので

異郷の地で、全くの身寄りが無いのです。

 

そのうち、函館の老人ホームに入られることになり、彼女が、お連れしたのですが

言葉の問題もあるのでと、そのホームに懇願され、何年かそのホームに滞在。

その後、神父様が病気になり、連れ帰り、鎌倉の病院へ入院させました。

 

その彼女が、毎日、付き添っている時、暇なので、その病院で、健康診断を  受けたら、

早期の膵臓癌が、見つかったとのこと。

神様が、彼女の行いに、報いられたのでは?と私達は思ったことでした。

そのあと、神父様の最期を  看取り、カナダまで兄弟に会いに行きと、

最後の最後まで、お世話して差し上げたのでした。

誰にでもできることでは無いですよね。

 

手遅れになりがちな膵臓癌も、早期だったので、この何年かは元気だったのですが。

クリスマス前、電話で話した時、「あと、3ヶ月と言われたの」と言っていたのですが

早かったですね。

でも、テレワークの息子さんもいてくれ、なんとか3ヶ月のビザが取れてアメリカから

帰ってきていた娘さんとも、クリスマス、新年を一緒に、最期まで、自宅で、過ごして

天国のご主人の元に行けてよかったと、思います。

痛みがなかったのも、奇跡のように感じます。

 

周りの人たちに、沢山の楽しい思い出を残して、天国に。

ありがとう‼️の気持ちでいっぱいです。