林檎の思い出
今年も 横浜の 兄に 長野の林檎を 送りました。
そして 電話で 10才年上の 兄の 松本での学生時代の
はじめて聞く興味深い話を 色々 聞きました。
私の幼い頃 当時 信州大学の 学生だった 兄は 毎年 長野の林檎を
送って くれた ものでした。
貧乏な 医学生 で また
今のように 宅配便 などという
便利な システム なんて ない時代 の事。
僅かなおこずかいの中から
母や 妹のために 林檎を はるばる 四国まで 送る など 大変だったろうなあ
と 今更ながら 兄の 優しさ を 感じています。
大きな 林檎箱の中の 籾殻 に 埋まった 真っ赤な 林檎を
毎日
一個ずつ 掘り出す時の ワクワク感
美味しかった林檎の味
今でも 懐かしい 思い出です。
それから 思い出といえば
兄は 本も 送って くれました。
古本だったので 衛生管理に 神経質だった 母は
何日も 日光消毒 するものですから 本は 黄変 し 反り返つて
しまいましたが
アンクルトムの 家
小公女
小公子
家なき娘
など 兄や姉の時代には 我が家に 沢山あったらしい 本は 火事で 焼けて
しまい 図書館なども なかった 中
これらの本は 私の はじめて 触れた見知らぬ 世界でした。