アルツハイマー型痴呆症の介護について思うこと

我が家の場合

介護していて、一番、大変で、ストレスになるのが

「排泄物の世話」ですね。

 

 

経験者からご参考までに、老婆心ながら、何かの 役に立つことをと

8年経った

今になって思うことを  書くことにしました。

 

ちょっと、親や、高齢者の 主人や、又高齢者の 自分が、

「なんだか、怪しいな?少し惚けたのでは」

と思ったら

早めに、こんな準備を  するなり、心算するなり、しておくと、いいのでは

と、思います。

そして、紙パンツや、尿瓶などの 使用に慣れておくのが、いいのではないでしょうか?

 

 

 1、 紙パンツ、 (良くできたのがあります。日中、安心です。)

 2、ビニールの シーツ (我が家では、インターネットで大きめを購入

          その上に薄いマットを敷いて、その上からベッドシーツを

                                     かけています。)

 3、尿瓶 2個 (私は見たことはないのですが、女性用もあるらしいです。

        夜中にヨタヨタしながらトイレは危険ですから、

        2回分の 2個、有れば、安心です。

        老人が、転んで、大腿骨折して、寝たきりになって、

        ボケて、という例を、よく聞きますよね。)

      

 

   4、乾燥機  (できれば。

        洗濯物がとても多くなりますので

        これが有れば、介護者のストレスが軽減されます。)

 

   

これを書くことを  思いついたきっかけなのですが

 

先日、2回目のワクチン接種で、私が、翌日9度2分の熱が出て

夜中に、尿瓶で、おしっこを  させるのを、忘れてしまって

このところ、滅多に無かった

「おねしょ」を 、主人が、 してしまったことにあります。

 

夜中に、処理する気力が、私にはなく

朝になって、私の熱が、少し下がった時点で

シャワーを  浴びさせ、シーツはじめ、パジャマの 総取っ替え。

大変でした。

 

思えば、8年前、突然倒れて、入院した時

付き添っていたのですが、

意識のない中で、自分でオムツを  外して、おしっこまみれになり、

夜中に、2人の 看護婦さんに、総取っ替えしてもらっているのを見て

 

 

「大の大人」の そんな状況を  見たことの なかった私は、凄く、ショックを  受けた

ことを、思い出しました。

 

その後も、

初めての 、介護だったので、失敗を  重ねながらの 

試行錯誤で、今の、体制で、落ち着いています。

 

「おねしょ」の 対応にも、随分、慣れたと、我ながら、思います。

因みに夜の オムツは、とても嫌がるので、させていません。

 

主人のこと、「惚け老人‼️」

とだけの 認識でしたが、

痴呆症の 中でも、主人の 症状は、アルツハイマー型なのですね。

 

学習ということができませんね。

トイレの掃除を  、膝をつくことが、リハビリになること、

少しずつは、汚さないようになるかと期待して、思えば何年も

「トイレが汚れてる‼️」

 「トイレの掃除‼️」 と

1日に何回も

怒鳴って、監視しながら、掃除させてきましたが、

疲れ果てました‼️

私が一人で代わりにやれば、1分もかからないことです。

そんな訳で、このところトイレ掃除は私がやることにして

、怒鳴るのはやめました。

このところは、至極、穏やかに過ごせています。

 

 

「又、汚れていたわよ!」というと

「そう〜か?ごめん、!」

という具合です。

 

そして、アルツハイマーの 特徴の 

さっきのことを  忘れます。

上田市や軽井沢に向かう車中でも、5回は

「今、どこに行ってるの?」

と聞きますね。

 

昨年からつけている部分入れ歯の 装着を  忘れます。

これはその都度、確認。

 

髭剃りも、私が、手早くしてすることにしました。

 

 

ヨタヨタ歩きで徘徊できない状況なのが、考えようによっては

幸いなことなのかもしれません。

 

 

耳も遠くて、(高価な補聴器もあるのですが面倒なだけです。)

大声の私との会話、特に車中ではよく成り立っています。

 

でも

昔の記憶は、はっきりしているので、麻雀もできますし

沢山ある旅の写真を  観ながら、思い出話も楽しめています。

 

退屈すると

「ドライブに行かない?」

と、言われて、私の大きなストレスになっていた問題も

毎日の、ロングドライブのランチで、解決していますので

今は、本当に、楽になりました。

 

 

もう、すぐ82歳の 、老人なのですから、

こんな調子の、毎日で充分と思うこの頃です。

 

とにかく、私は惚けないで、元気でいて、

こんな穏やかな毎日を1日も長く過ごして

主人を  「先に送りたい」

と、願うばかりです。

 

介護問題以前の 

社会問題にもなっている、

惚けた状態の老人の一人暮らしは、難しい事だと思いますね。

火の元、金銭管理の 問題もありますし

 

親が、遠くに、住んでいる場合は、特に、目が届きませんからね。

 

本当に、長生きの時代は、それなりに大変です。