97歳の義兄のこと
先日 姉の18年目の命日なので 久しぶりに 義兄に 電話を しました。
その時 今年 70歳で 定年になる 予定で その後 は 自由がきく 立場になると
聞いていた 同居 する甥 が 又 一段と 忙しくなる 要職に ついたとの
知らせ。
エー それは おめでとう と 私も 嬉しく 思いましたが
同時に 甥の お嫁さんが これからも 舅の世話で 明け暮れる 毎日が
続くのかと 思うと 本当に 気の毒で 複雑な 気持ちになりました。
お嫁さんは
姉の闘病期間も入れると 25 年 以上もの間 舅 姑の 面倒を 見て
くれています。
甥が 定年になれば 彼に 舅の 世話は ある程度は 任せて 少しは 自由に 過ごせると
楽しみにしていたでしょうに。
義兄は
姉と私は 年が 離れているので 私が 3歳の時から 父親同然で とても可愛がって貰い
世話になりましたので いつまでも 元気で 長生きして貰いたいとは思うのですが、、。
甥夫婦の老後を 考えると 、、
姉は 死ぬ間際 お嫁さんに 上等の お弁当箱を 買って 来させ
お弁当を 作って 自由に 出かけなさいね
と 言い残したそうです。
でも 気難しくて 我儘な義兄は お弁当を嫌がり 余程の理由がある外出以外 お嫁さんが
留守すると
機嫌が 悪くなるそうなのです。
本人は 寝たきりになると 迷惑を かけるからと 毎日 朝食前に 1時間かけて
筋トレを欠かさず
これには 脱帽 ‼︎ 我が家の 主人に少しは見習って欲しいもの 。
最近 通うようになった 週二回 午後2時間だけ 行ってくれるリハビリでは 優等生 と
本人が自慢しています。
ちなみに この留守の時間だけが お嫁さんの ホッと 出来る時間らしい。
これまで 色々の 病気や怪我も あったようですが 医者の息子の 適切な 対処
明るい お嫁さんの 世話を受け 今も 元気そのもの
このぶんでは いつまでも 生きそうです。
旅行といえば 何時も 10年以上も前に行った 海外旅行 そして たまの 国内旅行
夫婦同伴の 学会 でさえ 義兄は 同行。
甥達夫婦だけでの 旅など 皆無だと思います。
この節目に かねてからの
お嫁さんの 夢である クルージング 、 私のお勧めは 地中海 クルーズ なのですが
を させてあげたいものだと 。
甥の仕事が 一段落したら なるべく 早い機会に 無理をしてでも
2週間くらい休暇を取り
この際は
義兄が 機嫌よく ショートステイしてくれて
二人で ゆつくり クルージングを楽しみながら
ローマや ベニスなどの 寄港地で 二人だけで 気兼ねすることなく 体力があるうちに
自由に 歩き回れる旅を して欲しい。
いつも明るく 文句も言わず こんなに 長い間 尽くしてくれている お嫁さんを
言葉で 感謝するだけでなく 楽しい思い出を 作って もらって
ねぎらって 貰いたい と 強く 思います。
亡き姉も きっと あの世で そう願っているのは 100パーセント 確実。
今 の 私の一番の願い事は このことの 実現です。 どうぞ 叶いますように